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年4回更新(目標)!
今回は、【扇風機】を取り上げます。
 いよいよ梅雨が明け、冷房器具の出番です。
 そして、今回取り上げる扇風機は、その長い歴史からもう完成した家電品という印象があります。
 しかし。ただ羽根が回って風を送るだけの単純な家電品だと侮ることなかれ!
 機能も値段も多種多様になった扇風機を、今回は床置きタイプに絞り、購入時の参考にしていただけそうなポイントを調べてみました。











1:【高さ】〜使うお部屋を考える〜
 「床置きタイプ」と一口に言っても、その高さや送風方法の違いから3種類に分けられます。

1:お座敷扇(おざしきせん)
 主に和室で使うことが想定されている、高さが約60cm半ば〜80cm半ば前後に作られている扇風機です。床で座りながら当たるには、ちょうど良い高さですね。

2:リビング扇(リビングせん)
 イスに座った状態のリビングルームで使うことを想定した、80cm半ばくらいから110cm前後の高さに調節できる扇風機です。

3:タワーファン
 最近増えてきた、いわゆる「羽根の無い」扇風機です。内部に隠れたファンで起こした風を、上部から吹き出すように作られています。
 目に見える場所に回転する羽が無いため、小さなお子さんやペットのいるお宅で人気のようです。
 ただ、羽根が内部に隠れているため、風の通る経路がどこまでお手入れ出来るのか、気になる方は一度確認されたほうが良さそうです。

≪調節方法は色々≫
 お座敷扇とリビング扇は、高さ調節の方法も調べておくと良さそうです。
 ポールをスライドさせて何段階かに調節できるものもあれば、ポールを取り替えて高さを調節するものなどがあります。
 インテリア性を重視する方は、タワーファンを選ばれる方も多いようですね。



2:【首振り】〜1年中使うなら要チェックです〜
 最近では、床置きタイプの扇風機に「首振り」機能はもう標準搭載ですね。

 扇風機を長時間使う場合、身体に風が当たる時間が長いと、体温調節が上手くできなくなったり、体内の水分が失われて脱水症状を引き起こすなどの怖れがあります。
 それらを原因とする体調不調を防ぐためにも、首振り機能は是非ともお使いいただきたい機能です。

《左右の首振り》
 首振り角度は、左右に「30度 / 60度 / 90度」の3段階に調節できるものが多いようですが、中には1種類で変更のきかないものや、120度まで動くタイプもあるようです。
 お使いになるお部屋の広さなどに応じてお選びいただくのが良いと思います。

《上下の角度》
 上下の角度は、最近特に注目されるようになりました。
 こちらは、冷暖房の効率を上げる【サーキュレーター】の代わりに扇風機を使おうという風潮によるものです。

【サーキュレーター】とは?
 サーキュレーターとは、部屋などの「空気を循環させる」ことに特化して作られた扇風機です。

 とにかく空気を効率良く循環させるため、1:パワーがあって、2:上向きに、3:直線的な風を送りだせるよう、設計されています。

 多くのサーキュレーターは、横方向に風が流れてしまうロスを少なくするため「筒」のようにデザインされているので、見慣れない形の扇風機はサーキュレーターと思って良いかもしれません。

≪特に「上向きの角度」が注目される理由≫
 冷暖房時、部屋の中で発生する温度差(暖かい空気は上に溜まりやすく、冷えた空気は下に溜まりやすいため)をサーキュレーターを使って均一にするためには、上方向へある程度の角度をつけて送風させる必要があります。
 そのため、上向きにどの程度風が送れるのかは、確認しておく必要があるでしょう。

 夏場だけ使用するのか、サーキュレーターの代わりとして一年中使うのかによって、左右だけでなく上下の角度もご一考いただくと良いかもしれません。



3:【リモコン】〜無くても良いけど、あれば便利!
 リモコンについては、無くすから要らないという方と、あったほうが絶対便利!という方と、意見は分かれるかもしれません。

≪リモコンの利点≫
  1:遠くからでも調節ができる
  2:屈まなくても操作ができる
 実際、膝の痛みを抱えていらっしゃる方には、リモコン付きは好評なようです。

≪リモコンで何ができるか≫
 リモコンで出来る事も様々です。
 電源の入り切りと風量調節程度は当たり前ですが、タイマーのセットや首振りの設定まで出来る機種もあるようです。

 リモコン付きの購入をお考えの方は、リモコン一つでどこまで出来るのかチェックするのも良いかもしれません。



4:【タイマー】〜使い方をシミュレーション
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 設定時間後に運転が止まる「切」タイマーは、ほとんどの機種に搭載されていますが、そのほかで必要性が分かれるのは、設定時間になると運転を開始する「入」タイマーです。

≪「入」タイマーが必要な場合≫
 「入」タイマーは、寝室で使う場合などに大変有効です。
 例えば、お休みになる時から2時間はエアコンを使い、エアコンの運転が停止した後から扇風機を使って空気を動かしたい場合、2時間後に自動で運転を開始させられるといった具合です。

≪「入」「切」を連動させられる機種もある≫
 機種によっては、「入」「切」タイマーが連動させられるものもあります。
 例えば、お休み時から4時間後に一旦運転を切り、そこから更に4時間後から運転を再開させる、といった使い方ができるようになります。

 そのほかにも、就寝時のタイマー(「おやすみタイマー」など呼び方は色々です)では、次第に風量が弱くなっていくようにプログラムされているものなど色々あるようです。
 使い方をシミュレーションした後、タイマーの種類で機種を選定するのも一つの手かもしれません。



5:【モーター】〜お値段の分かれ目!
 一口に「扇風機」と言っても、安いものから3万円を越えるものまで、値段の幅の広さに驚かれることも多いのが現状です。
 その値段の違いは何なのか。
 原因はこの、羽根を回転させるためのモーターの違いにあると思います。

 多くの扇風機は、モーターに「ACモーター」という交流式のモーターを採用しています。本体からプラグまでが、一本の電源コードで繋がっているタイプですね。

 それに対して、高額機種の扇風機には「DCモーター」と呼ばれる、直流式のモーターが採用されています。

 こちらは、本体からプラグまでの間に手のひら大の箱があったり、プラグが小さな箱と一体化していたりします。
 ゲーム機や携帯電話の充電用ケーブルなどで、よく見かけますね

 その箱が、一般的に「ACアダプタ」と呼ばれ、コンセントからの交流電流を直流電流に変換しているものです。

上の写真で白丸に囲まれた部分が、ACアダプタです。

《「DCモーター」のメリット》
  1:モーターの回転数つまり羽根の回転数を細かく制御できる
  2:音が静か
  3:省電力性能の高さ

 モーターの回転数を制御しやすくすることにより、卓上の紙が飛ばないほどソフトで弱い風を送ることができるようになりました。(この必要性については、次項でもご説明します)
 また、夜間お使いになる方にとって悩みの種だった音も、風は吹いてくるのに静かだと驚かれる方もいらっしゃるほどです。
 また、同じ回転数ならばDCモーターの方が消費電力は少なく、さらに超低回転ができるため、約2W〜という低消費電力での運転が可能になりました。

《「DCモーター」のデメリット》
  1:値段が高額になる
  2:本体が重くなる

 お値段の高さは初めに述べたとおりです。そして、単純な作りのACモーターに比べると、複雑な回転制御をするための機構がある分だけ、DCモーター搭載機種のほうは本体が重くなってしまいます。

《どちらを選択するかは、好みによって》
 強い風を送れるという点では、どちらのモーターでも大差はありません。
 そのため、風量重視でお使いになるのが昼間の居間だけ、かつ夏場だけ、という場合には必要の無い選択かもしれません。

 逆に、弱い風が必要で、寝室でもお使いになり、一年中使用予定であるという場合には、初期投資は大きくなりますが「DCモーター」搭載機種は選択肢の一つとして有効かもしれません。 



6:【風量】〜「弱」が決め手!
 前項で触れたとおり、単価が高額となってもわざわざ「DCモーター」を採用する理由の一つに、「弱い風」に注目が集まってることを挙げました。
 扇風機と言えば風を送る機械ですから、風量の強さばかりが注目されがちでしたが、その一方で、就寝時やエアコン併用時に「弱」にしても風の強さが気になってしまうという声もありました。

《弱い風が求められる理由》
  1:音が静か
  2:風当たりの心地よさ
  3:エアコン併用時に無駄がない

 エアコン併用で寝室でお使いになる方にとっては、耳障りな風切り音が無く、風当たりがふわっと心地良いほうが好まれる傾向にあります。
 「弱」の風量を極めようと研究された扇風機が増えている理由は、そこなのでしょう。

 また、最近は羽根の枚数が多いものも増えてきました。
 印象として、羽根の枚数が多い機種の方が「柔らかい風が吹いてくる」という印象を持たれる方が多いようです。



7:【音】〜意外と見落としがちなポイント
 テレビや生活音に溢れたリビング等で使うには全く問題なくても、寝室や、赤ちゃんの寝ている部屋で使うには気になってしまう。それが「音」ですね。

 扇風機が動いている時、最も気になる音は「モーター駆動音」と「風切り音」でしょう。他にも、付加機能がある場合はそれらが動く際の音などもあると思われます。

 こればかりは現物を見るしか確かめる術は無いのですが、参考として、カタログに記載されることの多い音の大きさを表す単位「dB(デシベル)」の一覧を載せておきます。
 多くが20dB前後だと思いますので、イメージの一助になればと思います。

《日常生活における音の目安》
10dB 呼吸音
20dB 寝息 木の葉のふれあう音
30dB ささやき声 洋服を着る音 静寂
40dB 図書館
 



8:【消費電力】〜参考程度に
 エアコンに比べれば、断然、消費電力が少ない扇風機。

 「ACモーター」機よりは「DCモーター」機の方が消費電力は低く、その差が歴然と出るのは「弱」運転時である、等々の違いはありますが、1日12時間使っても月に200円〜400円くらいの電気代になるというのが現在の平均的な扇風機のスペックです。

 そのため、機種の選定は消費電力でというよりも、別の要因を参考にされるほうが良いと思われます。



たかが扇風機。されど扇風機。
 いかがでしたでしょうか。
 昔ながらの家電製品ですが、改めて見てみると様々な機能があって、便利に使おうと思うならば色々なチェックポイントがあるようです。

 梅雨も明け、いよいよ夏本番がやってきます。
 暑さ対策だけでなく、風の無い屋内での熱中症予防にも、扇風機は大変有効な家電品だと思いますので、是非、使い勝手の良い一品を選んでいただきたいと思います。






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